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オオバクリエイティブ通信

2025.01.16

【Vol.440】ラグビーの冬-2-

先週の金曜ロードショーがジブリの名作『ハウルの動く城』だったので親も巻き添えにして、久しぶりにしっかり堪能しました♪
キムタク(木村拓哉さん)演じるハウルが“とても良い“のはもちろんのこと当時11歳の神木少年(神木隆之介さん)のマルクルも可愛くて顔が緩んでしまいました(笑)
何回も見ている作品なのと、今回はリアルタイムで見るというのもありSNSでいろんな人の感想を見ながら鑑賞したので知らなかった裏設定や自分では思いつかない考察も読みながら見ることができて楽しかったです^^

それでは今週もよろしくお願いいたします。

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いつもお世話になっております。
株式会社オオバクリエイティブ 常務取締役 兼 営業部長 大庭 剛と申します。
宜しくお願いいたします。

冬本番を迎え、いよいよラグビーの季節も熱を帯びてきました。
昨年12月に開幕した日本最高峰ラグビーリーグ、リーグワンシーズン2024-2025は開幕から白熱した試合が続き、ニュージーランドオールブラックスの名ハーフ、アーロンスミス擁するトヨタベルヴェルリッツとトップリーグ時代から必ずと言って良いほど上位に君臨していたサントリーサンゴリアスが開幕2連敗と波乱の幕開けでした。
今後もリーグワンの白熱した試合から目が離せませんね。

大学選手権は帝京大学の4連覇で幕を閉じましたが、こちらも早稲田大学は現日本代表フルバック矢崎選手を擁し、帝京大学の連覇阻止かと思われましたが王道の帝京ラグビーで圧巻の勝利でした。

昨年末から年明けに跨いで大阪近鉄花園競技場で行われた、全国高校ラグビー選手権・通称「花園」は神奈川桐蔭学園が、関西の雄大阪桐蔭学園を破り見事に優勝しました。
長男は山口県を代表して高川学園のフランカーとして出場しましたが、残念ながら1回戦で東北の古豪・秋田工業に惜敗して、高校ラグビー生活を終えました。
開始直後に連続でトライを奪われ、大差での負けを覚悟しましたが、緊張が解けたのかその後、後半には逆転し、流れは高川学園にあったのですが、その後また逆転され、1トライ及ばず惜敗しました。

試合後ラストミーティングで長男に「出し切ったか?」と聞くと、泣きながら「出し切った」と言ってくれました。
結果は昨年初出場チームの結果を下回りましたが、大学でもラグビーを続ける彼には「価値のある敗北」になってくれたのではないかと思います。
高校在学3年間のうち、選抜大会1回、花園2回と計3回も全国大会の舞台に親を連れてきてくれただけでも親として感謝しています。

小学生時から決して大きい方ではなく、むしろ背は低い方ですが、小学校高学年頃から小さいことを武器と捉え、本当に良いタックルが出来るようになりました。
高校1年生の時の初めての県予選決勝で負けた時のあの涙は、彼を強く、逞しくしてくれました。
改めてラグビーというスポーツに感謝です。

続いて、小学生ラグビー全国大会ヒーローズカップが1月末に横浜日産スタジアムで行われます。
自分が代表コーチをさせて頂いています、山口ラグビースクールは今年度11月に行われた中国予選、12月に行われた中四国予選を勝ち上がり、山口県勢として初めて全国大会出場の切符を手にしました。

こちらのチームには次男が所属しているのですが、長男のころからスクールのコーチとしてこちらの大会に携わり、ここ何年かは連続して中国大会は勝ち上がれるようになっていましたが、どうしても中四国大会の壁を超えることが出来ず、昨年も中四国大会準決勝で倉敷ラグビースクールさん相手に敗退しました。

昨年度からこの大会参加資格のある小学生高学年を自分が見るようになり、昨年の悔しさを糧に子ども達と共に練習に励み、トライ&エラーを繰り返してきました。
5・6年生で19人所属していますが、試合に出られるのは9人(小学生ラグビーは9人制)で常に半数以上の子が試合には出られません。
ただ、お陰様で山口ラグビースクールが強くなれたのは、県内では高学年在籍数としては一番人数が多く、人数が多いが故に色々と練習内容を工夫してできたからだと思っています。

いつも大事な試合前には「19人全員で戦う」という事を子ども達に言ってきました。
試合に出る9人は出られない10人の想いを持って感謝の気持ちを持って戦い、出られない10人は出ている9人に自分の想いを託し、全員がこのチームの一員という気持ちで戦うことを教えてきたつもりでしたが、相手は小学生なので決して理想通りにはいっていませんでした。

中四国大会決勝の岡山ラグビースクールさんとの決勝時、3-0で後半途中まで余裕のある試合展開で勝っていたのですが、最後の最後に連続でトライをとられ3-2と点差を詰められたとき、ベンチにいる控えの10人も一生懸命声を出し、正に19人で戦っていました。
優勝が決まった瞬間も、試合に出ていた子はもちろん、試合に出てない子達も泣いて喜んでいるのを見たとき、コーチ陣大人が「チームを作る」という言葉がどれだけ傲慢で、勘違いしていたかを学びました。

もちろんチーム作りのお手伝いはさせて貰っていますが、チームは自分達大人が作るものではなく、子どもたち自身が考え、チームになっていくものなんだと教わりました。
ここまで他小学生チームに比べて、あまり子ども達にとってはおもしろくないラグビーの基本と、ディフェンス中心の練習を一生懸命取り組んでくれた彼らに心から感謝です。
その想いが溢れ、中四国大会決勝のノーサイドのホイッスルが鳴った瞬間、誰よりも先に自分が泣いてしまったのは言うまでもありません。

横浜の日産スタジアムでは子ども達と共にめいっぱいラグビーを楽しんで来ようと思います。
ラグビーはルールが難しいとよく言われますが、幾つかの簡単なルールが分かれば観ていてこれほど面白いスポーツはないと思っています。
機会があればぜひ試合観戦をしてみてください。

1月19日にはディビジョン3(JリーグでいうところのJ3)ですが、プロの試合が維新公園みらいふスタジアムで生観戦できます。
お時間ある方はぜひ足を運んで頂ければと思います!
長文お付き合い頂きまして、有難う御座いました!

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。 
これからも様々な情報を皆さまにお届けして参ります!
次号もどうぞお楽しみに…☆彡*。.

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