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オオバクリエイティブ通信

2024.08.08

【Vol.423】ここ最近で感動した映画をご紹介します!

最近、コピックにアクレアというシリーズが新登場したので早速仲間に迎え入れました!
お金を使いすぎている自覚はあるので今回は使いやすそうなパステルカラーがセットになっているものと白色単体を購入しました◎
色味がとてもかわいいので使っていてワクワクするし描き心地も好みだったのではやく、紙以外にも使ってみたいです♪
すぐ乾くので乾くまで待つという動作が必要ないところもポイントが高いです!

それでは今週もよろしくお願いいたします。

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いつもお世話になっております。
オオバクリエイティブ 常務取締役 大庭 剛と申します。

本日は全くの自分の独断と偏見の『ここ最近観て感動した映画』をご紹介させて頂きます。
と、いっても最近映画館に映画を観に行く時間もないのでサブスクで観た映画となってしまい、いつ公開されたかもよく分からないものばかりですが…

先ずは終戦記念日を迎えるこのシーズンに毎年観ています、いわゆる日本の『戦争映画』です。
ここ最近妙に物語が美化されていたり、表現が微妙だったりするものが多いというのが正直な感想でしたが「ラーゲリより愛を込めては」とても良い映画でした。
派手などんぱちシーンや、戦争の凄惨さを伝える為のグロテスクなシーンも少なく、ただただ静かに抑留された絶望の地で、希望を捨てない人間とそれに共鳴し合い仲間達と絆が生まれていくという素晴らしい映画でした。
また違った目線で日本の戦争の歴史を考えることのできる作品ではないかと思います。

主演の二宮和也さんはクリントイーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」でもなかなか他の人には出来ないと思われる独特の演技で、戦争の悲惨さや悲壮感を表現していましたが、「ラーゲリより愛を込めて」では年齢を重ね、更に演技力に磨きがかかり、希望を捨てない人間の葛藤や弱さと強さなど沢山の表現をされていました。
また、周りを固める俳優陣も豪華キャストで、静かながら見応えのある作品だと自分は思います。

この映画を観た後で、現在山口県立美術館でやっています、香月泰男展を鑑賞すると、また違った見方が出来るのではないかと思います。

次に、同じくいわゆる日本の『戦争映画』なのですが、「アルキメデスの大戦」です。
同タイトルの漫画が原作で、実写版ということになるようです。
(自分は原作を読んだ事がないもので…)

内容は、『戦争映画』というジャンルに入れて良いのか?とはなったのですが、大東亜戦争時の戦艦大和(超大型戦艦)建造に関する話になります。
原作含め、もちろんフィクションなのですが、大東亜戦争当時、各国の戦力は飛行機(戦闘機)の時代へと変化し、新しく建造されるのは飛行機の発着が出来る空母が主体となり、機動性の悪い大型戦艦建造は時代遅れとされる中、何故日本は超大型戦艦建造に舵を切ったのか?天才数学者が大型戦艦建造を阻止する為にあらゆる手を打ち、 海軍幹部に立ち向かって行く物語なのですが、皆様もご存知の通り、最終的に大和は建造されます。

ネタバレになるので細かい内容は記しませんがその大和が建造された理由に、かの大戦を通じて日本人が失ったもの、得たものを考えたさせられました。
また、何故あの戦艦に日本人の魂である「大和」という命名がされたのかも今一度考えさせられました。

主演の菅田将暉さんはブレイクのきっかけになったのが仮面ライダーダブルでして、長男が小さい時よく一緒に観ていたので、親しみがあり、俳優として大きく飛躍されている姿にまた別の感動を覚えました。
山本五十六役が舘ひろしさんだということも我々世代にはちょっと泣けるポイントでしたね。
「アルキメデスの大戦」を観た後に、ふと思い出し「男たちの大和」を観ましたが、昔観た時よりまた違った目線で観ることができて、感動しました。合わせての視聴もお勧めです。

日本人として毎年8月になると、かの大戦に想いを寄せ、国の為に散華していった全ての命に感謝をしようと思っています。

この国では思想の事を「右だ」「左だ」と直ぐに白黒つけたがるところがありますが、大事なのは事実を知り、過去から何を学ぶかだと自分は思います。
フィクション、ノンフィクションと映画が伝えたいことはまた違いますが、観て学ぶ事もまた一つの追悼の方法ではないかと思います。

いつも常に難しい事を考えるのは難しいと思いますが、年に一度くらいは考るというのも悪くないのではないかと思っています。
秋の夜長の季節ではありませんが、熱中症予防で家にいる事も増えてきている昨今、ゆっくり映画を鑑賞する時間があればご参考までにどうぞ!有難う御座いました!

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも様々な情報を皆さまにお届けして参ります!
次号もどうぞお楽しみに…☆彡*。.

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